すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

全力で鮨の魅力を伝えるブログ!日本料理、郷土料理、和菓子の名店も紹介します。Since 2015

すしログ和菓子編 No. 85 和菓子薫風@千駄木

和菓子と日本酒を合わせるお店、薫風

こちらは東京・千駄木に、2012年7月にオープンした和菓子屋さんです。

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お店のコンセプトは「和菓子と日本酒のマリアージュ」「作りたての和菓子」

僕は2014年に和菓子作り教室に参加したことがあるのですが、日本酒と和菓子の意外なまでの相性の良さを、こちらで知ることになりました。

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[自作の和菓子(難しかった…)]

そして、和菓子の多くは「作り置き」が基本なので、「作りたて」の和菓子は美味しさとともに嬉しさも与えてくれるように感じます。

御菓子の山の中から買うのではなく、顔を見て作ってくれる和菓子と言うのは、それだけで嬉しいものでしょう。

昨今、鶴屋吉信のような老舗の和菓子屋さんも「作りたて」に着目しているのは面白い潮流ですね(日本橋にカウンター割烹のような作りたてのお店を展開しています)。

さらに、こちらは「どら焼きと柑橘」や「羊羹とスパイス」、「餅とハーブ」など、意外性と洒落っ気のある独創的な和菓子作りも試みておられます。

店主・つくださちこさんについて

お店のご主人、つくださちこさんは料理人としては遅いスタートを切られた方。

当初は製薬企業に技術職として勤めておられましたが、夜学で調理師免許を取った後、飲食の世界に入られたそうです。

フランス料理やイタリア料理などを学ばれたものの、遅まきのスタートで勝負できるジャンルを考えた結果、和菓子を選んだとのこと。

オープンから着々とファンを増やされ、今では日によってはお店に入られない程の人気を博すまでになっています。

和菓子の魅力

和菓子はケーキを始めとする西洋菓子(フランス菓子)に比べると、どうしても人気が低いジャンルだと思います。

特に若い世代(特に子ども)は「和菓子」と「ケーキ」ならば、後者を選びがちなのではないでしょうか?

自分自身、和菓子の魅力を知るまではケーキ一辺倒でした(1日3個食べる日もありました)。

しかし、京都を始めとする和菓子の老舗や人気店を訪れた結果、和菓子のとめどない魅力を知ることになりました。

その魅力を端的に言うと「美しい」「美味しい」「ヘルシー」、そして「季節感を楽しめる」

食を通して季節を感じられる和菓子は、日常の合間合間に喜びを与えてくれる存在だと思います。

和菓子は日本料理・和食と同じだと言うことに気づきました。

自身が当ブログで和菓子を採り上げ始めたのは2016年3月となりますが、ある程度食べ歩いた後、和菓子の魅力を幅広い世代に伝え、西洋菓子と同じ感覚で選ばれると良いなと言う想いで始めました。

第1回には王道の上生菓子でありながら極めて繊細な嘯月さんを選び、その後、伝統的な干錦玉を現代的に美しくアレンジしたつちやさんなど未来を見据えた御菓子を作るお店も紹介しています。

つくださんの「和菓子と日本酒のマリアージュ」について

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つくださんは「和菓子と日本酒のマリアージュ」を行う際、「和菓子の五味」に合わせるアプローチを採っておられます。

つまり、一般的な五味から「塩味(えんみ)」を除いた甘味酸味苦味旨味に加えて、香りを「和菓子の五味」として考え、「季節を表す和菓子」と「季節ごとに味を変える日本酒」を組み合わせて提案されています。

そして、お酒は蔵元から仕入れたり、常温で寝かせたりと、工夫をこらしているそうです。

今回は新型コロナの影響があるため持ち帰りで頂きましたが、日本酒は常時30~40種そろえているそうなので、落ち着いた時にはお店でマリアージュを楽しみたいと思います。

この度頂いた和菓子

・どら焼き300円

・味噌餡の柏餅500円

・焼き山椒味噌餅500円

 

訪問した日は5月5日のこどもの日でしたので、矢張り【柏餅】はマスト。

しかし、開店とほぼ同時に49個売れて、残り1個だったのでギリギリセーフ!

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味噌餡の柏餅

大変柔らかい餅で、粘りもあるところが特徴。

その上、ぷちっと気持ち良い歯切れ。

【柏餅】は餅が硬い事が一般的なので、逆の方向性を狙い、同時に「出来立て」の印象を強める試みかと感じる。

さらに、麦味噌の香りがしっかり漂い、塩気を利かせた柏餅は非常にユニークだ。

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どら焼き

厚みがあり可愛らしい見た目のどら焼き。

中のトッピングは選べるので、金柑を選択。

ふっくらふわっとした生地は甘味が穏やかで、香ばしさが後を引く。

餡は粒が程よく立ち、これまた甘みが控え目。

金柑の甘みと酸味、香りが良いアクセントとなる。

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焼き山椒味噌餅

表面にあしらわれた木ノ芽のみならず、中にも木ノ芽がたっぷりで清々しい。

もっちりした餅に木ノ芽の香りをまとった味噌餡が芳しい。

木ノ芽はお店で育てているものを摘んで使用されている模様。

 

今後も一層楽しみなお店です!

(※下記の店舗情報は通常時のものとなります)

 

店名:和菓子薫風(わがしくんぷう)

予算の目安:どら焼き300円、ほか持ち帰り御菓子500円など

最寄駅:千駄木駅から130m

TEL:03-3824-3131

住所:東京都文京区千駄木2-24-5

営業時間:水~金13:30~20:00、土・日13:30~19:00

定休日:月曜、火曜、土曜・日曜不定休