すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

全力で鮨の魅力を伝えるブログ!日本料理、郷土料理、和菓子の名店も紹介します。Since 2015

すしログ和菓子編 No. 75 琉球酥本舗@那覇(沖縄県)

琉球酥本舗

台湾名物の【パイナップルケーキ】が沖縄にもあるなんて聞くと、きっと驚かれるのではないでしょうか?

僕は初めて知った時に驚きつつ、古来の交易の名残が残っているのか…と感慨深く感じました。

そして、今でも頂けるお店を探しました。

そこで出会ったのが、こちら琉球酥本舗。

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知らなけば読めない漢字が含まれておりますが、【パイナップルケーキ】を中国・台湾語で書くと「鳳梨酥」。

「酥」の読み方は台湾で「ソー」、中国で「スー」となり、ウチナーグチでは「すー」となるそうです。

そして、「酥」とは、古代の中国から伝わる御菓子で、古くは祝祭用であったそうです。

琉球王朝の時代にも王族への献上菓子だったので、現代で庶民が頂けること自体がありがたい事だと言えます(笑)

 

琉球酥本舗さんの琉球酥とマンゴー酥

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こちらは伝統的な御菓子を作る老舗ながら、防腐剤や人工甘味料などは不使用。

老舗和菓子店で無添加とは、素晴らしい心意気です。

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琉球酥

パイナップルに加えて、同じく琉球伝統菓子である冬瓜の砂糖漬けも使用。

そのパイナップルと冬瓜のジャムはみっちりしたもの。

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生地は台湾の一般的なものよりもモソッと感が低く、月餅を柔らかくしたような食感です。

生地はラードを使用しているようで、台湾と同じく現代的にバターも用いておられます。

ただ、マーガリンも使用されているそうなので、それは不要ではないかと思います。

ラードとバターでコクは十分足りますし、防腐剤を不使用なのにトランス脂肪酸を使用とは、残念な限りです。

これは改善された方が将来の為になると思います。

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マンゴー酥

こちらはマーガリン不使用!

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生地に「万果」と書かれているのが可愛らしい。

こちらは【琉球酥】よりも焼き込んだ印象の生地で、チーズが香ります。

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ジャムも更にみっちりしており、食べ応えのある御菓子。

どちらも完全に伝統通りではなく、少しアレンジされている点がかえって良いと思いました。

 

マーガリンはさて置き、沖縄のお土産としては個性抜群なので、少し良いお土産に最適かと思います。

台湾好きの方にも面白がってもらえるのではないでしょうか??

 

店名:琉球酥本舗(りゅうきゅうすーほんぽ)

予算の目安:琉球酥・万果酥セット8個入3,000円など

最寄駅:壺川駅から600m

TEL:098-857-7711

住所:沖縄県那覇市奥武山町14-5

営業時間:月~金10:00~18:00、土・祝10:00~17:00

定休日:日曜