すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

全力で鮨の魅力を伝えるブログ!日本料理、郷土料理、和菓子の名店も紹介します。Since 2015

すしログ日本料理編 No. 177 京亭@寄居町(埼玉県)

枕流荘 京亭

こちらは首都圏で「鮎料理の名店」とされるお店です。

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数年前から訪問を試みたのですが、訪問当月に予約を取る事は至難。

何度か諦めた事があったので、今回は2ヶ月以上前から狙って訪問しました。

(約2ヶ月前から予約を受け付けておられるそうです)

 

お店は日本100名城の一つである鉢形城址の目の前にあります。

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しかも、荒川を挟んで向かいなので、都心から1時間程度とは思えないほどの景観です。

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建物は佐々紅華氏が1932年に建てた日本家屋。

昭和の旅館然としながらお部屋から庭園が眺められるので、非日常感があります。

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京亭さんの鮎について

鮎は昔は荒川の天然モノを使用されていたそうですが、今や鮎釣り名人の手にかかっても1回7尾程度とか。

よって、天然モノは県外産を使用し、荒川の養殖放流モノを併用されているそうです。

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そして、今回の天然鮎は岐阜高原川(神通川水系)のもの。

他に、新潟魚野川(信濃川水系)のものも使用されるそうです。

鮎のコースは6,500円から用意されており、7,000円のものから塩焼きが天然になるそうです。

今回は稚鮎の天麩羅が付くと言う8,000円のコースをお願いしました。

なお、こちらの名物である【鮎飯】は全てのコースに付くそうです。

全ての鮎が天然ではありませんので、その点はご注意を。

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御料理は全体的に突出してはいないものの、

雰囲気と合わせて頂くと満足できるクオリティです。

島根の美加登家さん岐阜の泉屋さん富山のふじ居さんと言った「超個性派店」と比較するのは詮無いですが、何はともあれ名物の【鮎飯】は非常に美味しいです。

女将さんが迅速に骨を外してから混ぜてくださるのですが、素敵な方、おもてなしの心を感じさせます。

御料理だけでなく総合的に癒やされるお店だと感じました。

 

京亭さんの鮎の御料理

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先付

鮎の煮浸し、潤香(うるか)

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甘露煮としては甘みはそこまで強くないが、酒肴的な味わい。

身はホロホロ。

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うるかもまた酒肴の代表格であり、苦味が強めで美味。

甘露煮との味覚的コントラストを楽しめる。

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前菜

ツブ貝、鮎の骨せんべい、牛蒡胡麻酢、枝豆、とろろにオクラとマイクロトマト。

老舗旅館でありつつ骨せんべいを提供前に揚げている点が好印象。

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進め肴

鮎の一夜干し、蕗醤油煮。

鮎は中心はしっとりで、周囲はカリカリ。

脂が強く、香りは穏やかな鮎。

これは養殖だなと、味わいで分かる。

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お造り

鮎の洗い。

中々に旨味の強い鮎。

香魚と呼ばれる鮎の魅力たる香りこそ天然に及ばないものの、

脂の乗りは鮎に苦手意識を持つ人のイメージを変えてくれるのではないだろうか?

ただ、山葵は残念なクオリティ…

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玉子豆腐、じゅんさい、蟹、柚子皮

じゅんさいのクオリティは悪くない。

出汁や甘みも、意外にも上品で良い。

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焼きもの

天然モノの鮎の塩焼きで、産地は岐阜高原川。

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肝は香りが濃厚で、身も旨味があり、繊維質はしっとり。

恐らくこれのみ天然か?と感じて伺ったところ、正解であった。

こちらの御料理を全て天然鮎と表現しているものも見かけたが、それは誤りである。

ただ、養殖の使用が決して悪いわけではない。

天然モノとなると価格が張るものなので。

振り塩はやや多め。

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中皿

蟹真薯の石焼き。

中々に良い中継ぎ料理。

身はしゅわとろ。

蟹の香りと玉ねぎがたっぷりで甘い。

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揚げもの

稚鮎の天麩羅。

衣薄く軽やかに揚げており、好印象。

塩気も穏やかだし、身はしっとりだ。

肝はしっかりした風味の稚鮎。

川海老も美味しく、身はむっちりで、甘く香り良い。

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御飯

鮎飯、木の子椀、香の物。

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こちらの鮎飯は炊き込みスタイル。

前述の通り、女将さんの骨外しが素晴らしい!

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大葉と小葱を混ぜて提供。

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炊き込みなので鮎の出汁が出ており、1尾混ぜた天然モノの方は肝も使用。

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香の物は自家製の糠漬けで、椀はなめこ、豆腐、三ツ葉。

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水菓子

スイカ、赤肉メロン、白玉餡。

出来合い感が無く、美味しい水菓子。

 

お食事後、お庭を散歩させて頂き、良き時間を過ごさせて頂きました。

 

店名:枕流荘 京亭(ちんりゅうそう きょうてい)

予算の目安:昼食5,000円、夕食6,000円、天然鮎塩焼きコース7,000円〜(税サ別)

最寄駅:寄居駅から700m

TEL:0485-81-0128

住所:埼玉県大里郡寄居町寄居547

営業時間:11:00~19:00

定休日:火曜

※完全予約制となります