すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

全力で鮨の魅力を伝えるブログ!日本料理、郷土料理、和菓子の名店も紹介します。Since 2015

すしログ No. 278 468(ヨーロッパ)@浅草

468(ヨーロッパ)

こちらは、浅草の少しマニアックな場所にある関西鮓の専門店です。

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エリア的には合羽橋が近く、お店の前には浅草タワーが要塞のように鎮座しております。

こちらは実は2005年のオープンとなり、根強いファンに支えられている模様。

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鮓屋なのに「468=ヨーロッパ」と言う不思議な店名もあいまって、初訪問の方はいささか怪しく感じるかもしれませんが、味は格別です。

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468(ヨーロッパ)さんの関西鮓盛り合わせ

この度頂いたものは【盛り合わせ】2,000円。

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大阪鮓を代表する箱寿司に加えて、京都らしい棒寿司のセットとなります。

棒寿司の種はグジ(甘鯛)、鯖、穴子。

大阪と京都の鮓を両方提供されております。

頂く前は「少々お高いかなあ…」と思いましたが、いざ頂いてみると価格に納得。

バックグラウンドの手数の多さを実感させる仕事です。

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一般的な関西鮓のお店よりも使用する魚のクオリティが高く、仕事も抜群の完成度です。

こちらの酢飯は関西鮓らしく甘みが付けられており、しかも、しっかりと強めの甘み。

お米の炊き加減はやや硬めで、ふんわりとほどけます。

押し加減が大変良く、特に箱寿司はみっちり押しつぶすのではなく、程良く空気を込めているので、軽やかな印象を与えてくれます。

全て美味しいのですが、突出して美味しいのは【穴子の棒寿司】。

名物となっているようですが、頂いて納得。

穴子好きであっても期待を裏切らない味わいです。

持ち帰りで頂いたので、産地をお伺い出来ませんでしたが、これは穴子の旬に再訪しようと強く感じた次第です。

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ガリ

酢飯以上に、かなり甘め。

あたかもリンゴのよう。

また、葉蘭がビニール製の「バラン」でなく、包丁で細工されている点が嬉しい。

ハッキリ言って今日び珍しい。

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針魚

昆布でしっかりと〆ており、旨味に満ちている。

木ノ芽の香りが良く、酢飯の間には海苔を挟んでいる。

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グジ

〆加減が良く、最初はねっちりした食感ながら、噛みしめるとぷりぷりと反発する。

おぼろ昆布に大葉を噛ませている。

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身は薄めで、時期は春にもかかわらず、脂が乗っている。

バッチリ〆て、酢も割と浸透させている。

身はサクサクと切れる。

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穴子

丁寧に骨切りした穴子を使用。

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ホロホロした身は香ばしい炙りの香りを纏い、穴子自体の香りも強い。

さらに皮目の食感も楽しませる仕事。

味付けは醤油を利かせており、風味の強い穴子を引き立てる。

媚びるような甘みも無く、穴子を活かす味付けに感嘆を漏らす。

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海老と玉子

海老も勿論仕事を施しており、塩の当て方も巧い。

玉子はしゅわしゅわと気持ち良い食感。

 

店名:468(ヨーロッパ)

予算の目安:おおむね一人前2,000円ほど

最寄駅:TX浅草駅から350m、都営・メトロ浅草駅から1,100m

TEL:03-3843-6964

住所:東京都台東区西浅草3-23-14

営業時間:13:00~21:00 ※訪問前に電話確認する方がベター

定休日:月曜