すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

全力で鮨の魅力を伝えるブログ!日本料理、郷土料理、和菓子の名店も紹介します。Since 2015

すしログ和菓子編 No. 67 亀末廣@烏丸御池(京都府)

亀末廣

文化元年(1804年)に創業され、御所の御菓子司として名を馳せた亀末廣(かめすえひろ)さん。

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菓子を納める際には注文の都度木型を作っていたと言うので驚きです。

一回だけしか使用しないため、用済みになった木型は現在の看板の額に使用されているそうで、遠目から見ても存在感を発しております。

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呉服店のような雰囲気は重厚そのものですが、お店に入ると接客は温かく、名門の老舗であっても胡坐をかかぬ心遣いを感じさせてくれます。

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亀末廣さんの【京のよすが】

そして、亀末廣さんを代表するものと言えば、【京のよすが】。

「干菓子」や「半生菓子」で四季折々の草花を表しており、色合いと形状は誰しもの目を奪います。

まず、入れ物の箱からして美しい。

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そして蓋を開けると、色とりどりの可愛い御菓子がぎっしり。

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和三盆、松露、落雁、求肥餡、有平糖など10種類ほくらい入っております。

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ついつい手が止まらず、幾つも頂いてしまいますが、一つ一つの味わいが素朴でありながら深いので、充足感が大きいです。

 

亀末廣さんの【一休寺】

そして、この度合わせて頂き、予想を超える美味しさだったのが、玄米落雁の【一休寺】。

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名称の由来は御菓子に「一休寺納豆」を使用しているため。

「一休寺納豆」は一休禅師(一休さん)で広く知られる酬恩庵一休寺に数100年前から伝わる乾納豆です。

「大徳寺納豆」と同様に中国の豆豉が由来です。

口に近づけると「一休寺納豆」の少し癖がありつつ芳醇な香りがふわっと立ち、頂いてみると玄米落雁の香ばしさ、軽妙な食感が広がります。

「一休寺納豆」に近付くにしたがって香りが強くなり、いざ頂いてみると塩気と風味があいまって、完全に別の味わいとなります。

強いアクセントを丁度中心部に配置しているのは良い考えだなと感じます。

【京のよすが】の美しさは言わずもがな。

【一休寺】は控えめに陳列されており、知名度は高くないまでも、落雁としての完成度が高く、通な方へのお土産に喜ばれるかと思います。

 

こちらは百貨店に卸したり、オンライン販売されたりしておらず、店舗での対面販売のみとなっております。

贈り物としても心のこもったものになるでしょう。

朝8時半から営業されているところもポイントです。

 

店名:亀末廣(かめすえひろ)

予算の目安:京のよすが(六角箱)1,100円、一休寺は価格失念(袋入の自宅用はリーズナブルでした)

最寄駅:烏丸御池駅から80m

TEL:075-221-5110

住所:京都府京都市中京区姉小路車屋町東入ル車屋町251

営業時間:8:30~18:00

定休日:日曜、祝日