すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

全力で鮨の魅力を伝えるブログ!日本料理、郷土料理、和菓子の名店も紹介します。Since 2015

すしログ No. 14 いずみ@目黒

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こちらは『失われゆく鮨をもとめて』のモデルになった、知る人ぞ知る名店です)。

※訪問時点では常連さんから「なんで知っているの??」と言われるようなお店でしたが、その後、食べログで著名レビュアーが繰り返し訪問するようになり、世に知られました

林試の森公園の近くで、あらゆる駅から少し離れております。

 

しかし、お店の歴史は古く、創業から40数年が経っております。

また、伝説のまま閉店した「あら輝」のご主人・荒木水都弘さんの修業先でもありました。

昔から、産地にこだわりぬく姿勢と、独特の仕事、ご主人のトークで、常連さんに愛されてきたお店。

外観からは名店感を発しておりませんが、ひとたび足を踏み込むと、独特の世界観に魅了されてしまいます。

 

現在、ご主人は事故のため握れなくなってしまいましたが、二番手さんが溌剌と握られております。

ご主人はカウンターに座って、トークを炸裂。

お店の客を一体化。

このトークが無ければこのお店の魅力は半減してしまうように思います。


「タネの説明が終わるまで食べちゃダメだよ!食べたら勘定二倍だからね!!」


苦手な人もいるでしょうけど、個人的には勉強になるし、味の深みが増すような気がします。

 

そして、気になる料理の内容はと言えば、こちらは握りの前に、個性的な酒肴が連発します。

マンボウの口や魚の内臓を使った料理や、割烹顔負けの逸品。

塩辛だけで複数種用意されていて、びっくりしましたが、店内の奥には巨大な冷蔵庫が幾つもあります。 

聞けば、酒肴だけでなく、味噌や柚子胡椒など調味料も自家製しているそうです。

僕は基本的に握りを重視しますが、あまりのこだわりっぷりに、こちらではどうでも良くなりました。

そこに、ご主人のトークが絡み、お酒を進ませませる…

 

肝心の握りは、なんと、全て手渡し。

崩れやすいタネや、手巻きを手渡しで渡されるお店はありますが、全て手渡しと言うのは唯一無二かと。→その後、初音鮨さんが始められました

 

シャリは赤酢と米酢をミックスした、酢の強い味わいで、硬め。

小ぶりながらに存在感のあるシャリです。

 

仕事の中で印象的なものは、やはり、小鰭。

赤酢、米酢、柚子酢を用いて〆たものが三貫出てきます。

〆加減は穏やかですが、独特の香りに、鮨好きであれば驚く事でしょう。

 

また、こちらは海胆が非常に美味しいです。

かなり昔に塩水で輸送する方法を提案し、今に至る模様。

今でこそ幾つかのお店で見る手法ですが、こちらは塩水だけでなく輸送時間にも気を遣っておられます。

 

好みは分かれるかもしれませんが、ここにしかない味わいと魅力を持った名店です。

鮨マニアや食材マニアは伺って決して損の無いお店かと思います。

 

店名:いずみ

シャリの特長:赤酢と米酢をミックス。酸味の強い味わいで、硬め。

予算の目安:20,000円~30,000円

最寄り駅: 武蔵小山駅から743m

TEL: 03-3793-9150

住所: 東京都目黒区下目黒6-6-9

営業時間:18:30~24:00 

定休日:月曜