すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

全力で鮨の魅力を伝えるブログ!日本料理、郷土料理、和菓子の名店も紹介します。Since 2015

すしログ No. 31 なかのや@五反田

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こちらは明確な個性を持つ名店、目黒のいずみさん出身の職人さんのお店です。

ご主人はいずみの親方が倒れられた時から、長らくつけ場に立っておられたそうです。

オープンは2012年の10月なので、遅咲きと言えるかもしれません。

しかし、ご自身の表現を活き活きとされており、伺って良かったと思うお店でした。 

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お任せで頂いた印象としては、いずみさんよりも握りに力を入れておられ、それでいて独創的な仕事も施すところが面白い。

「太刀魚の塩焼きの握り」など、名前だけ聞くとちょっと驚くところですが、予想を超える美味しさで、一連の流れの中では違和感なし。

また、レモンも使いますが、鼻に付くところはありませんでした。 

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酒肴にセンスが光るところは、いずみさん出身ならでは。

さらりと出される酒肴が美味しく、過剰に手を加えていないところは好印象です。

握りに移行するまで、穏やかにお酒が進みます。 

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そして、当店のシャリは硬めですが硬すぎず、丁度良くほどける。

酢はやや強めで、塩はそこまで強くない。

甘みが控えめながらに、嚥下した後に米の香りがほのかに漂うところが特徴的です。

ただ、唯一、最初の温度がやや高めだったのが気になるところ。

全体的には主張し過ぎない美味しいシャリだと感じます。

 

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スープ

魚と貝の出汁に、シャリを少々。

胃を優しく刺激してくれる、嬉しいスターター。 

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酒肴は蛸の桜煮に始まり、平目、本ミル貝。

本ミル貝は濃厚な甘みを味わった後に、爽やかな香りが漂う。

極めて上質なミル貝で、記憶に残りました。 

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真鱈の白子

フライパンでソテーした白子と酢飯。

お焦げがアクセントになり、美味しい。 

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烏賊の塩辛

肝の苦味が良い意味で主張する塩辛。

いずみさんの塩辛も美味しかったが、オリジナリティを表現されている。

 

ナマコとメカブ 前掲

お茶に数十秒くぐらせたナマコは歯切れが良い。

穏やかな鰹の出汁が良い塩梅。 

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マナガツオの焼き物、鶏卵添え

味付けも火入れも中々。

また、切り身のサイズが程よく、後の握りを邪魔しないよう配慮されているように感じた。

 

ここから握りがスタートします。

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春子

柔らかな〆で鶏卵のオボロとのバランスが良い。

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針魚

軽く塩で〆、酢で洗ったさより。

食感の活かし方が巧く、レモンを一滴絞る。

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小鰭

浅い〆だが、酢は立ちます。

中々旨いものの、包丁により小鰭の印象を弱めている感。

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太刀魚

握りとしては珍しいタネですが、個人的には好印象。

ホロッとした太刀魚の身と硬めのシャリが予想以上に合っており、

脂と酢の調和も感じます。

「食感で魅せる仕事」と私見。


鮪赤身 前掲

 

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車海老

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桑名の大ぶりな蛤で、火入れも抜群。

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玉子

さっぱりジューシーな仕上げ。

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鰯の軽い巻物

鰯、大葉を軽く巻いた一貫。鰯の脂と酢が海苔と合う。秀逸。 

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干瓢巻き

追加。食感はしっかりしており、淡い味付けですが、美味しい。 

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アオサと岩海苔を二種類使用しているのでしょうか。力強い椀です。

 

三人でビール二本、日本酒四合を飲んで、一人当たり15,910円。

内容を考えると非常に満足度が高いお店でした。

 

店名:なかのや

シャリの特長:丁度良くほどける良い硬さ。酢はやや強めで、塩はそこまで強くない。

予算の目安:夜12,000円〜

最寄り駅:戸越銀座駅から600m、不動前駅から850m、五反田駅から1,200m

TEL: 03-6417-4180

住所: 東京都品川区西五反田6-22-11

営業時間:18:00〜22:30

定休日:月曜