すしログ 〜The Encyclopedia of Sushi〜

全力で鮨の魅力を伝えるブログ!日本料理、郷土料理、和菓子の名店も紹介します。Since 2015

すしログ日本料理編 No. 122 たでの葉@外苑前

六本木で知る人ぞ知る和製ジビエの名店・またぎ

こちらのご主人はまたぎで修業され、同じく都心である外苑前にお店を出されました。

オープンは2017年5月15日となりますが、わずか半年ほどでグイグイと人気がアップ。

東京は話題性の高いお店の脚光の浴び方が凄いです。

 

お店は外苑前駅から非常に近く、ビルの2階に入っております。

アプローチこそざっくばらんですが、店内に入ると囲炉裏があり、デートに最適な雰囲気です。

実際、当日はお客さん全員がカップルでした。

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コースは10,000円(税サ込11,300円)のみの一本で、季節に応じた山と川の幸を頂けます。

炭がオガ炭なのは価格帯的に残念なところですが、コースの内容は非常に満足度が高く、またぎと同系統のお店としては比類無い魅力があると思いました。

ボリューム的にも素材的にも大満足!

東京にこう言ったお店があると言うのは嬉しい事です。

修行先のまたぎもオガ炭である上に、自分たちで焼く「焼肉」である事を考えると、こちらのご主人は今後さらなる高みに行かれるのではないかと思います。

価格的に高みに行かれないことを願いつつ(笑)

→その後、炭を備長炭に変えられたそうです

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日本酒は、伯楽星・純吟、土佐しらぎく・特純、

醸し人九平次・火と月の間に雄町純吟などを頂きました。

 

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先付

桜海老と切り干し大根、蕪のスープ、牛蒡胡麻酢漬け、豆腐の味噌漬け、菊菜とブラウンえのき、いくら出汁漬け。

蕪のスープには極微塵切りのベーコンを。

この先付は凡庸であり可も無く不可も無し。

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椎茸の焼きもの

初っ端が椎茸とは嬉しい。

そして、ご主人の焼きの腕の自信を窺わせる。

野菜の火入れにはセンスが現れ、椎茸は瑞々しさと旨味を封印させる技術が問われる。

こちらの椎茸は旨味がしっかりで、炭の香ばしさが効果的に用いられている。

前述の通りオガ炭なので、香りの良さは嬉しき誤算。

出汁が掛けられているが、これが中々旨く、鰹の塩梅とやや強めの塩気が椎茸に合う。

尚、椎茸の宮城であった。

日によって形の良いモノを使用されているとの事。

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蝦夷鹿のヒレとロース(左、他は鴨肉)

焼く前の状態が良く、期待が高まる。

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蝦夷鹿のヒレ

歯切れが良く、爽やかな酸味。

そして、鹿の香りがふわっと漂う。

食感は実に柔らかい。

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クレソンと白菜

良い口直し。

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蝦夷鹿のロース

こちらは食欲をそそるタレ焼き。

タレは甘みが付けられつつ、ベタ付かない甘みなのが上品。

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ヒレよりも旨味をしっかり感じる部位だが、酸味も強く、鹿を頂く喜びがある。

炭の香りが、味わいの底を支えている。

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尾長鴨

皮がパリッと弾けた後に鴨の野趣ある香りが充満!

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実に香ばしく…美味しい。

秀逸な火入れで、楽しみに伺った甲斐があった。

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鴨のモツ刺し和え

鴨のレバー、砂肝、ハツに、笹身(?)を用いたユッケ的な和もの。

レバーに謎の苦味を感知して伺ったところ、胆嚢と隣接しているからとの事。

隣接している部分は削いでるとの事だが、個人的にはこの苦味が楽しかった。

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鴨のねぎま

噛みしめると旨味がじゅわっと溢れ、これまた香りが高まる!

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岩もずく

土佐産。根元ごとなので特にシャキシャキ。

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猪鍋

瑞々しい芹がたっぷりなのが嬉しい。

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味噌の塩梅も良く、文句の付け所がないジビエ鍋。

本当に、東京で味わえるのが素晴らしい味わいかと思う。

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自然薯ご飯

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自然薯はおろしたて。

那須高原のお米も美味しい。

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水菓子

文旦と苺。

 

ジビエとは真逆である、夏に再訪してみたいと感じました。

 

店名:たでの葉(たでのは)

食べるべき逸品:秀逸な火入れによる炭火ジビエ

予算の目安:コース10,000円、別途税金・サービス料5%

最寄駅:外苑前駅から350m

TEL:03-6884-0612

住所:東京都港区南青山3-2-3 ダイアンクレストビル2F

営業時間:18:00~24:00(LO22:00)

定休日:日曜、祝日、年末年始

※完全予約制です